さくせすまいる

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【 VOICE 】part.1 < 井上悟と五十嵐裕子の出逢い > 市川拓司の小説作品 ~ 悟と裕子の物語 ~ 『 思い 』というボタンの掛け違いからの『 別れ 』・・・。お互いの思いが強いからこそ叶うことのなかった結末とは・・・(><)?!

こんにちは、キトスです\\\(^-^)///

 

皆さん、市川拓司さんの小説『 VOICE 』をご存知でしょうか?!

 

市川拓司さんの初期の作品です!!

 

2002年に初版が発行されました(^-^)//

 

実はこの小説、ネットで公開されたのが始まりでした。

 

その内容があまりにも人の心を惹き付けるものだったがために、反響が大きく、一度で良いので紙の本として読みたい!!、という要望が多かったために書籍として発行されるようになりました(≧▽≦)///

 

今回は、その市川拓司さんの小説『 VOICE 』のご紹介をさせて頂きたいと思います<(_ _)>

 

 

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市川拓司さんの小説『 VOICE 』には、二人の主人公がいます。

 

『 井上悟 』と『 五十嵐裕子 』です。

 

この物語は、悟と裕子の物語なのです。

 

ところで、少し話は反れるのですが、小説『 VOICE 』は単行本と文庫本の2種類ございます。

 

文庫本には小説『 VOICE 』のみになりますが、単行本には『 VOICE 』のほかに、『 Separation-きみが還る場所 』が掲載されています。

 

その単行本に掲載されている『 Separation-きみが還る場所 』の主人公も、井上悟と五十嵐裕子の二人なのです。

 

そうです、『 VOICE 』の二人の主人公と同姓同名なのです!!

 

けれども、『 VOICE 』の井上悟・五十嵐裕子と『 Separation-きみが還る場所 』の井上悟と五十嵐裕子は、全く違う人物ですので、この二つの物語が繋がっているわけではないことをご認識頂きたいと思います<(_ _)>

 

 

 

では、お話をもとに戻したいと思いますが・・・・・・、

 

『 VOICE 』の二人の主人公、井上悟・五十嵐裕子の出逢いは高校生の頃になります。

 

井上悟が教室にて午後の授業を受けていた時に、急に心の中に声が入り込んできたのです!!

 

『 何処かへ行ってしまいたい

 

この場所以外ならどこでもいいから 』

 

この声が隣のクラスの五十嵐裕子であることは、井上悟はすぐに分かったのでした。

 

その後数年間、井上悟は五十嵐裕子の心の声を聞き続けることになるのですが、その声は限定的なもので、決して意識的に聞くことが出来るようなものではありませんでした。

 

五十嵐裕子の心の声が初めて聞こえてから幾日か経ったある日、森の中で井上悟が走っていた時に、偶然、犬の散歩をしていた五十嵐裕子と出逢います。

 

この時の出逢いが二人にとっての初めての出逢いでした・・・。

 

けれども以前からお互いのことは知っていたようで、それがお互いの自己紹介で初めて気付くのでした。

 

おそらく、二人とも以前からお互いに意識し合っていたのかもしれませんね・・・。

 

その後、二人は少しずつ距離を縮めていくこととなります。

 

 

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井上悟は走るのが好きで、よく森の中や自然公園の中を走っていました。 

 

二人はよく会うようになるのですが、井上悟が走っている間、裕子はよく児童文学を読みながら井上悟が走り終えるのを待っていました。

 

二人が話をする中で、ある共通した話題がありました。

 

その共通した話題のキーワードが、『 母親 』と『 死 』でした・・・・・・。

 

五十嵐裕子の母親は、26歳の頃、裕子の妹を身ごもったまま亡くなりました・・・。

 

そのため、裕子は自分も身ごもれば死ぬのではないか、また26歳で亡くなってしまうのではないかと思っているのです。

 

井上悟には弟がいたのですが、母親は弟のことをあまり良く思っていませんでした。

 

井上悟の弟は、何をするにしても上手にこなすことが出来ず、非常に不器用な男の子でした。

 

弟はよく母親から叱られていましたが、弟は自分の母親のことがとても好きでした。

 

弟は老犬を拾ってきて世話をしていたのですが、ある日、その老犬が川に落ちてしまい、助けるために川に飛び込み、そのまま川に流され亡くなってしまいました・・・。

 

一生懸命に貯めたお小遣いで買った花束を、母親に渡してほしいと弟が兄である悟に頼んだ後に、弟は亡くなりました・・・。 

 

弟が亡くなった後に、花束が弟からのプレゼントであることを知った時から、母親はノイローゼになってしまいました・・・。

 

このように、井上悟と五十嵐裕子は、お互いに『 死 』と『 母親 』というものに対して深い思いを心の中に抱いていたのでした(>_<)

 

二人とも、このような共通したものを持っていたからでしょうか、自然と惹かれ合っていったのです・・・・・・(^-^)/// 

 

 

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高校生である悟と裕子は、やがて大学受験の時期を迎えます。

 

そんなある日、井上悟は走っている最中に倒れてしまいました・・・。

 

病院の検査では結局、何も異常がなく、健康体であると診断されます。

 

けれども、この時の悟は、心が壊れ始めていて、自宅から離れること、人に会うこと、もちろん走ることも出来なくなっていくのです・・・。

 

裕子は東京の山手にある女子大に通うこととなります。

 

二人の距離は物理的に離れてしまうこととなりますが、東京の大学へ行っても裕子は常に悟のことを想い続け、東京から自宅に帰ると悟と一緒に出掛けるのでした(^-^)

 

二人の関係がこのままずっと続くことをお互いに願っていたのかもしれませんが、物理的な距離と、井上悟の心の病が、その関係を少しずつ変えてしまうことになっていきます・・・(;_:)

 

 

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悟と裕子がその後、どうなっていくのかは次回の記事にてお話をさせて頂きたいと思いますので、是非、楽しみにしていて下さい\\\(^O^)/// 

 

悟と裕子の物語 ~ VOICE ~ の本を下記にご紹介させて頂いておりますので、是非一度、手に取って頂き、じっくりと楽しんで頂ければと思います(^-^)

 

何故、ネット上で反響が非常に多かったのかが分かるかもしれません・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

 

皆さんの日常が、よりハッピースマイルになることを心よりお祈りしております。

 \\\(*^▽^*)///