さくせすまいる

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【 Separationーきみが還る場所 】《 part.4 》市川拓司の小説作品 ~ 悟と裕子の物語 ~ たった一人の人を心から愛したことはありますか?!その人を亡くしたことはありますか?!それでも悟が生きていく理由とは・・・(´·ω·`)♡

こんにちは、キトスですヾ(๑╹ꇴ◠๑)ノ”

 

以前、市川拓司さんの小説『 Separationーきみが還る場所 』に関する記事のpart.3をご紹介させて頂きました\(^o^)/

 

その記事の内容はコチラに載せておりますので、是非一度、ご覧下さい<(_ _)>

 

success-smile-kitos.hatenablog.com

 

今回は、 前回の内容の続きをお話させて頂きたいと思います(≧▽≦)///

 

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今回は、裕子が熱を出して寝込んでしまっている中、看病に来てくれた依李子さんが裕子に語った不思議な話から、 お話を進めさせて頂きたいと思います(^-^)///

 

依李子さんが裕子に語った不思議な話というのは、依李子さんの夫で牧師のバードマンが、子供の頃に実際に体験したお話なのです。

 

そのお話、気になりませんか・・・(^-^;

 

なりますよね・・・(>_<)

 

では、少しお話致します<(_ _)>

 

バードマンの物語

バードマンは当時13歳、弟は10歳でした。

 

バードマンは当時から体格は良く、現実主義者で、行動することにより結果が現れるという考え方をしており、尚且つ、やんちゃな性格でもありました。

 

弟は、全く反対であり、どちらかというと貧弱な姿で、内向的であり、尚且つ、敬虔なクリスチャンでもありました。

 

弟は常に聖書を持ち歩くという程の、敬虔なクリスチャンだったのです。

 

バードマンは当時、そんな弟をあまり良くは思っていませんでした。

 

性格の違いや、考え方の違いからくるものもあるのかもしれませんね。

 

バードマンはその弟を冬の寒い中、教会に閉じ込め、本当に神の御加護があるのなら、神様にお願いをして寒い教会の中から救い出してもらえという、ちょっとした意地悪をします。

 

教会に閉じ込めると言っても、一時間くらい閉じ込めて、その後教会から弟を出して、神の加護など有りはしないということを弟に分からせてやるという魂胆でした。

 

ところが、ちょうど一時間後、教会の中に入ると、弟の姿は全くありませんでした!!

 

焦ったバードマンは、弟が行方不明になったということで両親に話し、町中で捜索活動が行われることとなります。

 

弟が発見されたのは、翌朝のことでした。

 

発見された場所はなんと、町外れの深い森の中の樹の根元でした。

 

しかも、周りの雪の表面には、弟の足跡は全くなかったのです!!

 

その日、雪は全く降っていなかったとのことで、積もっている雪の上を歩けば、必ず足跡は残るといった状況でした・・・。

 

非常に奇妙な出来事だったのです。

 

バードマンは、弟に何があったのか尋ねるのですが、弟は『 言えない 』と言って、決して真相を明らかにすることはなかったそうです。

 

何故言えないのかとバードマンが弟に尋ねると、『 約束したから 』と言い、誰に約束をしたのかと尋ねると、弟はこう答えたのです・・・『 誰って、神様に決まってるじゃないか 』と・・・。

 

さらに、弟はこのような言葉をそっと囁くように言うのでした。

 

『 奇蹟を求めたのは、お兄ちゃんのほうだったんだよ 』

 

その三日後、弟は神様のもとに召されることとなります・・・。

 

誰しも予想していなかった、唐突の出来事でした。

 

バードマンは自分の弟にしてしまったことに対し、自分自身を赦すことが出来ず、15歳に家を出ることを決意します。

 

さらに、より不思議なことは続きます・・・。

 

弟が天に召されてから7週間後のことです。

 

親戚の人の容態が悪く、あまり長くないとのことから、家族でその人に会いに行くことになりました。

 

バス停でバードマン家族がバスを待っている中、バードマンは初老の男性に一枚の手紙を渡されます。

 

その男性には見覚えが無く、バードマンは誰なのか全く分かりませんでした。

 

その手紙にはこのように書かれていました。

 

『 神とともに生きよ 』 

 

その手紙の筆跡は、弟のものであると確信するとともに、街角に弟に似た少年が曲がっていく姿を見てしまいます。

 

バードマンは急いでその少年を追いかけるのですが、結局、追いつくことは出来ませんでした。

 

再びバス停に戻った時には、到着したバスが既に出発してしまっており、再度バスを待たなければいけない状態だったのです。 

 

再度、他のバスが到着し、そのバスに乗ったバードマン家族は、 目的地に向かうこととなります。

 

その途中、突然、運転手がバスを止めてしまうという事態に遭遇します。

 

原因は、他のバスが橋から川へ転落したことでした。

 

その転落したバスとは、なんと、本来ならバードマン家族が乗るはずであったバスだったのです!!

 

そのバスの生存者は、25名中2名だったそうです。

 

もしあの時、バードマンが弟に似た姿の少年を追いかけなければ、そしてバスを一台乗り過ごさなければ・・・、一家全滅だったかもしれないのです。

 

たった一枚のメモにより、家族の命は救われたのです。

 

『 神とともに生きよ 』

 

そして、バードマンはその言葉に従ったのです・・・。

 

 

 

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ここで、少し余談ではあるのですが、お話をさせて頂きたいと思います<(_ _)>

 

もちろん、この余談はあくまで私キトスの推測です<(_ _)>

 

『 奇蹟を求めたのは、お兄ちゃんのほうだったんだよ 』

 

という弟の言葉に、非常に違和感を覚えておりました。

 

この言葉が一体何を意味しているのかと・・・???

 

そしてふと思ったことがありました。

 

それは・・・

 

バードマンの弟は、未来を見てしまったのではないかと!?

 

家族が全員バスの転落事故で亡くなってしまう未来を、神様の力を借りて見てしまったのではないのかと・・・。

 

その時に、どうすれば家族が助かるのか、弟は神様に尋ねたのかもしれません。

 

すると、神様から弟に、家族を救うための助言が与えられたのでしょう。

 

但し、その代償として、弟の命は天に返されることも言われたのかもしれません。

 

ところが、弟はその助言を快く受け入れ、結果として、バードマン家族の命は救われたということなのです。

 

では、『 奇蹟を求めたのは、お兄ちゃんのほうだったんだよ 』と弟が兄であるバードマンに囁いたのは、一体どうしてだったのか?と言いますと・・・

 

おそらく、弟が未来を見た時に、兄であるバードマンが亡くなる直前、神様に『 どうか家族をお救い下さい 』と心の中で神様に願ったのでしょう。

 

つまり、神様を一切信じようとしなかった兄が、神様に奇跡を願い求めたのです。

 

その未来を弟は見てしまったので、兄であるバードマンに、天に召される前に、囁くような声で言ったのです。

 

『 奇蹟を求めたのは、お兄ちゃんのほうだったんだよ 』と・・・。

 

何とも、不思議な、そして切なくも悲しいお話です( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )

 

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このバードマンの話の中で、弟は、神様の約束で他の人には真相を言えないと言っていました。

 

このことに、裕子も共感を抱いたのです。

 

そう、裕子にも、悟にさえ言えない秘密を持っていたのです。

 

それは、裕子の体に起こっている『 若返り 』に関係があります。

 

以前、依李子さんが語ったベトナムの昔話をご紹介しましたが、そのお話しと今回のお話に出てくる神様との約束、そして裕子の若返りは、実は繋がっているところがあったのです。

 

この時既に、裕子は何故、自分の体が若返っているのか、その理由を分かっていたのかもしれません。 

 

さて、この後、裕子と悟はどうなっていくのでしょうか?!?!

 

それはまた、次回の記事にてお話をしたいと思います(^O^)/

 

それでは、次回の記事を乞うご期待下さいませ(≧▽≦)///

 

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ここで、『 Separationーきみが還る場所 』 の小説を下記にてご紹介させて頂きたいと思います(≧◡≦)

 

是非とも一度、お読み下さい♬♬♬

 

もの凄く感動します(≧∇≦*)

 

本気で泣けます(。>ㅿ<。)

 

 

 

 

 

 

 

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この記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

 

皆さんの日常が、よりハッピースマイルになることを心よりお祈りしております。

(>’o’)> ♥ <(‘o’<)