【 挑戦 】栗城史多(くりき のぶかず)の生き様と成功の意味、そして栗城氏への感謝(^₋^)/
こんにちは、キトスです(*^^)v
今回は、栗城史多(くりき のぶかず)さんについてお話をしていきたいと思います。
栗城史多さんは、日本の登山家でした。
2018年5月21日(月)、8度目の挑戦となるエベレスト登頂の最中、体調不良のため、下山中、お亡くなりになりました。
心よりお悔やみ申し上げます。
私は、栗城史多さんには実際にお会いしたことはございませんが、ある動画をきっかけに知るようになりました。
その動画を先ずは紹介したいと思います。
栗城史多さんは、エベレスト登頂という、非常に難関な登山の中でも、
秋季エベレスト無酸素・単独登山(南西壁ルート)
という条件でのエベレスト登山に挑戦していたそうです。
エベレスト無酸素・単独登山を1980年に、世界で初めて成功させた登山家は、
「 登山の生きた伝説 」
「 神(世界中の登山家の間での敬称)」
と今なお世界中の登山家から尊敬されている、イタリアの登山家
いう登山家です。
しかし、栗城史多さんの挑戦されていた、南西壁ルートによる、秋季でのエベレスト無酸素・単独登山は、今現在(2018年5月現在)、誰もなしえてはいない世界史上初の試みだったそうです!!
ただ、この挑戦に関しては、様々な賛否両論があります。
また、栗城史多さんが今まで成し遂げてきた登山記録やその方法には、これもまた様々な賛否両論があるようです。
私は、登山には全く知識もなければ経験もありません。
しかし、栗城史多さんの登山にかける思い、そしてその登山を実践することから発信していたメッセージは本物だったと確信しています。
そう思うのはなぜかと言いますと、先ず、2012年、秋季エベレスト登山中、両手両足と鼻が重度の凍傷になり、
両手9本の指の第二関節から先を失う
という状態になりながらも、決して登山を諦めなかったことです。
殆どの方が、9本も手の指が無くなってしまったら、絶望し、登山は恐ろしくて出来なくなってしまうでしょう。
私も、同じような状態になってしまうと、リベンジなどは考えないと思います。
しかし、栗城史多さんは、再度、秋季エベレスト登山に挑戦しました。
このことから、栗城史多さんの覚悟の凄さが分かります。
また、父親の栗城敏雄さんからの励ましに心から感謝をされています。
本当に、自分のやりたいことを覚悟を持ってやっていなければ、自分の父親の励ましに心から感謝出来ますでしょうか?!
そして、非常に多くの応援者が栗城史多さんにはいらっしゃるということです。
応援する人は何も知らずに応援してはないでしょうし、いい加減なことをしている人間に、心から応援しようとする人間は決して現れません。
たとえ始めは応援していたとしても、いい加減なことをし続けていると、それはすぐにバレてしまい、結局は誰も応援しなくなります。
しかし、栗城史多さんは違います。
死してなお、栗城史多さんを応援されている方は多数いらっしゃいます。
これらのことから、栗城史多さんの生き様、死に様、そしてご自身の人生にかける思いは間違いなく本物だったと、少なくとも私はそう思います。
そして、栗城史多さんは、単に登山をしていたわけではなかったのではと思います。
「 否定という壁 への挑戦 」の中にも、このようなメッセージを残されています。
・冒険の共有と通して、否定という壁を少しでも無くすマインドを作りたい。
・冒険の共有を通して、自分の見えない山を登っている人たちの支えになりたい。
・冒険の共有の本当の狙いは、失敗と挫折の共有である。
・応援し合う世界へ
以上のメッセージから、栗城史多さんの登山挑戦は、単なる登山ではなく、その中に込められている思いの発信、そして、その思いを発信することにより多くの方々に
やれば出来るんじゃないか?!
という自分自身の可能性、
本当はこうしたい、こうなりたいという素直な思いが、本当は実現可能であること
を、ほんの少しでも良いから
信じてほしい、
そして、
そのための行動を少しでも実践してほしい
と、切に願っているのではないか、と私は思うのです!!
自分が無意識に作っていた壁を、まさに
「 否定という壁 」を多くの方々に崩してほしかったのではないか
と思います。
もちろんその思い、メッセージは、栗城史多さんご自身にも向けられていたものなのではないかとも思っています。
自分の見えない山に登っている時、周りからネガティブな言葉を投げつけられたり、足を引っ張られたりすることも多々あります。
ネガティブ発言をしたり、足を引っ張る人は、頑張っている人を見ると、ねたみ、ひがみます。
頑張る勇気がなく、行動する気力もないので、頑張る人を見ると劣等感に陥ったり、自分には行動する勇気がないことを認めたくないので、ネガティブ発言やネガティブ行動に走ってしまうのです。
しかし、栗城史多さんは、自分の思いやメッセージを、そのような方にも発信したかったのではないのかと思います。
ネガティブ発言、ネガティブ行動をする人にも、実は、やれば案外出来るものだよ、否定という壁は、無意識のうちに勝手に作っているだけで、そんな壁は簡単に崩せるんだよ、と伝え続けたかったのではないかと思います、登山を通じて・・・。
栗城史多さんは、南西壁ルートによる秋季エベレスト無酸素・単独登山を、最後まで成功しなかったのは非常に残念です・・・。
しかし、多くの方々に「 否定という壁 」を崩してほしい、という思いは伝わっていると思いますし、実際、崩すことが出来た方もいると思います。
また、自分の見えない山を登っている方々への支えにもなっており、これからも支えとなり続けると思います。
栗城史多さんは、単に登山をするだけではなく、そこから発信する思いやメッセージに、登山以上の重きを置かれていたのは、以上のことから、確かだと思います。
だとすると、栗城史多さんの思い、願いは叶っているとも言えるのではないでしょうか。
そう思いますと、栗城史多さんは、まさに「 成功者 」だと思います。
栗城史多さんと、実際にお会いしたかったと本当に思います。
栗城史多さんの登山を通して伝えていきたかった「 思い・メッセージ 」が、これからも何世紀にも渡り、語り継がれていくことを、心より願っております。
最後に、登山家の神、ラインホルト・メスナー氏の言葉をご紹介したいと思います。
『 死ぬ本人にとっては、死は悲劇ではありません。本人が生きていて悲劇を味わうわけではないからです。悲劇は後に残された者だけのものです。 』
この記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
皆さんの日常が、よりスマイルハッピーになることを心よりお祈りしております。
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