【 VOICE 】part.3 < 井上悟と五十嵐裕子の別れ > 市川拓司の小説作品 ~ 悟と裕子の物語 ~ 『 思い 』というボタンの掛け違いからの『 別れ 』・・・。お互いの思いが強いからこそ叶うことのなかった結末とは・・・(><)?!
こんにちは、キトスです\\\\\(^-^)\\\\\
今回も市川拓司さんの小説『 VOICE 』をご紹介させて頂きたいと思います<(_ _)>
今回も、以前の小説『 VOICE 』の記事の続きとなりますので、どうぞお楽しみ頂きたいと思います(^O^)///
以前の記事は下記に載せておりますので、是非一度、ご覧下さい<(_ _)>
success-smile-kitos.hatenablog.com
井上悟は心の病を抱えたまま、自宅にこもりながら大学受験を続けていました。
一方、五十嵐裕子は東京の山手にある女子大に通うこととなり、自宅を離れます。
裕子は東京でフィットネスクラブのアルバイトをすることとなり、色んな人との人間関係を築いていきます。
その中にフィットネスクラブの会員であり、大学3年生で陸上部に所属している高沢と出会います。
高沢は、裕子に好意を持っていました。
井上悟ー五十嵐裕子ー高沢の三角関係の中、悟は裕子と高沢との関係に動揺を感じ、さらに今の自分に劣等感を覚えてしまうこととなってしまい、ついに裕子との別れを決意します・・・・・・。
今回は、この続きからのお話しとなります・・・(>_<)
12月24日のクリスマスイヴの日、裕子の誘いもあって二人は会うこととなります。
この時、既に悟の心は決まっていました・・・。
何も知らないまま、裕子は悟とイタリアンレストランで食事を楽しみます・・・。
食事中、お互いにプレゼント交換をするのでした。
裕子の送ったプレゼントはタイピンだったのですが、それは高沢に選んでもらったものだったのです・・・・・・。
二人は食事を終えた後、裕子の提案で競技場に足を運ぶこととなります。
そこで、悟は裕子に今の自分の置かれている状況、心の病などを話しました・・・。
そして、これからはもう裕子には会えないことを伝えます・・・・・・。
悟は裕子を想う気持ちを押しとどめながら、もう会うことは出来ないことを裕子に告げるのでした・・・・・・。
裕子は競技場を一人で去ってゆくのでした・・・。
悟が送ろうかという言葉に遠慮し、本当は一緒にいたいのだけれども、一人で涙を流しながら競技場を後にするのでした・・・。
『 わたしは
それでも、あなたのことを思い続ける、ずっと、ずっと・・・・・・
井上君
井上君
井上君、呼び止めて、私を 』
裕子の心の声が、悟の心に注がれていくのを感じながら、悟は裕子を呼び止めることなく、その後ろ姿をただ、見つめていました・・・。
その後、悟と裕子が会う機会は二度と訪れることはありませんでした・・・・・・。
皆さんは、悟の裕子に対する行動をどのように思われますか?!
自分自身の心の病により、とても好きだった走ることが出来なくなってしまい、自宅から離れることすらままならなくなってしまった現実・・・。
最愛の女性だった裕子は、東京で色んな人たちと仲良くなり、新たな自分の世界を築き始めている現実・・・。
そして高沢の存在・・・・・・。
高沢は悟の持っていないものを殆ど持っており、しかも陸上部員で1500mの選手・・・。
自分と同じように走るが好きな人間・・・。
その高沢が裕子に好意を抱いており、裕子の近くにいる現実・・・。
心の病だけでも大変なのにも関わらず、裕子のそばに高沢がいることに対し、劣等感と嫉妬を抱かずにはいられないのは、男なら誰しもそう思うのではないでしょうか・・・?!
最愛の女性のことを思うと、今の心の病を抱えた自分では幸せにはできない・・・、
そばにいると彼女の負担になってしまうのではないか・・・、
彼女には幸せになってもらいたい・・・、
そして何よりも裕子が高沢と一緒にいる姿を見るのが辛い・・・、
このように思ってしまうと、別れた方が良いと悟が思ってしまうのも無理はないのかもしれません・・・・・・(;一_一)
裕子と一緒にいたい、いつまでもずっと一緒にいたいという思いと、それをどうしても許すことができない自分との葛藤・・・、どうすることもできない、やり切れない感情・・・、なんとなく分かるような気がします・・・・・・~~>_<~~
もし、心の病を抱えてしまい、外に出るのもままならない状況の中、お互いを思い合っている人がいるとするならば・・・、
皆さんはどのように思い、行動されますでしょうか・・・・・・・・・。
その後の裕子と悟が一体どうなっていくのかは、次回の記事にてお話をさせて頂きたいと思います・・・///(>_<)///
『 悟と裕子の物語 ~ VOICE ~』 の本を下記にご紹介させて頂いておりますので、是非一度、手に取って頂き、じっくりと楽しんで頂ければと思います(^-^)
何故、この作品がネット上で非常に大きな話題を呼んだのか・・・、
きっとその答えが見えて来ると思います・・・・・・
この記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
皆さんの日常が、よりハッピースマイルになることを心よりお祈りしております。
\\\ (〃^▽^〃)///